雨の試験曳きに雨の曳き出し。
スタートはうっとおしい空模様でしたが、龍谷橋からユニオンの七町パレードに森稲荷神社への宮入、名残惜しい本宮の午後曳行と、快晴の中、宴の幕を降ろしました。
3週間の若頭の詰所通いと仕事の疲れからか、祭りの週の水曜日から風邪で体調を崩し、水木金と8度5分の熱があるものの仕事を休むことができませんでした。
祭り前夜は早めに帰宅して、同級生の助言もあり、自宅近くの病院で点滴を打って若頭詰所での前夜祭へ。
いつものことながら、祭り前夜はふとんに入っても気持ちが高ぶってなかなか寝付けません。
それでも朝3時半に起床、雨の中、町内の同級生一同で清児若頭幹部として、森稲荷神社へ安全祈願に参拝、帰町すると間もなく町会長あいさつ、そして緊張の中いざ曳き出し。
幸い、祭り2日間は熱も下がって、風邪を引いていることも忘れて、夢中で与えられた役目を果たしました。
試験曳きでは心もとなかった清児の遣り回しも、宵宮、本宮と曳きまわすごとに徐々に仕上がっていきました。
決して満足のできる遣り回しではありませんでしたが、大きな事故もなく、今年もこどもから年配の方までが楽しめる「清児のええ祭り」ができました。
交通整理を担当していただいた(文字通り祭りの裏方の最たるものです)清児の若頭の方が宮入の際に、こんなにたくさん清児にこどもがいたのかと思えるほど大勢の曳き手を目の当たりにして、思わず目頭が熱くなったとおっしゃっていました。
もちろん見事に遣り回しが決まった瞬間も鳥肌もんですが、並足ではあるもののこどもからおとなまで大勢の曳き手が心を一つに威勢よく宮入に向かう様子はほんまに感動ものです。
清児に生まれて良かった!清児で暮らしてて良かった!清児の仲間たちと祭りができて良かった!
心からそう思います。
どうしても派手な遣り回しに目が集まりがちですが、祭り2日間は参加者一人ひとりに様々な場所でドラマが生まれ、本宮最後の仕舞い太鼓で地車格納庫が閉まる瞬間には、誰しもが胸を熱くします。
来年の祭りはどんな感動が待ち受けているのでしょう?今から楽しみで楽しみで、考えるだけでワクワクしてきます。
こうしてまた一つ年を取っていくのでしょうけどね。
準備期間中には、木島・西葛城地区の各町若頭と交流させていただき、その中で各町の同級生とも親交を深めることができました。
祭礼に関しては、自分たちを含めてみなさん年毎に責任の重い役割につく年代になってきます。
今から考えると、木島・西葛城地区の祭りの運営に関しても、昨年の同窓会は意義深いものとなりました。
祭りから一週間、熱は平熱に戻ったものの、喉の痛みと咳が直りません。
あいかわらず仕事は忙しいし、おまけに今日から稲刈りです。
籾摺りを終える11月上旬まで養生する間がなく、老化が進む今日この頃、ちょっとやそっとじゃ疲れが取れません。
2、3日、ゆっくり休養したいなあ・・・。
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